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2008年2月24日 (日)

筑波美術館

つくば研究学園都市の中央公園にある、つくば文化会館アルスは、つくば市が運営する市立中央図書館、茨城県立美術館つくば分館、やホールからなる文化複合施設です。石本・大高設計業務共同企業体が設計したこの建物は6177.35㎡の中に色々な施設を盛り込んであるため、今のつくば市の規模からすると、美術館部分、文化ホールなどそれぞれの部分はこじんまりとしている様に感じられますが、建設当時の現代建築様式を感じさせます。P2190119 現代建築様式と一言で書きましたが、建築様式は後の時代になってその当時はこのようなデザインで建築される事が多かったという概念を後世の人がまとめて何様式というように分類上言っているものだとおもいますので、これが現代建築様式だと言い切れない部分が多いです。建築装飾の単純化、コンクリート・鉄・ガラスなど工業製品として提供される建築材料、そして材料素材の持ち味を生かした仕上げ、ヨーロッパに発展した石造建築の空間利用の模倣、日本建築の壁面や明かりの表現の発展的利用などに、日本の20世紀終盤の建築デザインの良さが見出されるように思います。そういう点で、このつくば美術館の玄関ホールは、この時代(現代)の様式の見本の様な落ち着いた美しい空間となっていると私は感じます。伸びやかに高く吹き抜けとなった空間は、アーチ型のコンクリート打ち放しの柱と梁、小たたき仕上げの柱の側面、ギリシャ神殿のイオニア渦巻きの飾りを単純化したようなデザインの柱頭部、西洋教会のバラ窓のような明かり窓は日本の障子のように正方形の枠に単純化され、日本建築内部らしい明かりにみたされた空間にアレンジされています。

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