木の温もりを感じさせる屋内空間と外部建具
RC造や鉄骨造の建物の普及と共に無機質の硬く冷たい空間が広がった事に対し、木造の温かみのある空間の良さが見直されてから久しくなりますが、外部建具としてのドアや窓などは、雨風に晒される為、耐久性の面から木枠の建具に戻す事は出来ず、スチールや、アルミの建具が暫く主流となっていました。
壁や床、内部建具には、木の良さが見直され内装材として使われる事も増えていましたが、15年ほど前から「木・アルミ複合窓」が開発され年々改良が加えられ、全国の施設で使われていると言う事で、長野県に工場のある、製作販売企業の工場と使用例としての建築物の見学をさせていただきました。
アルミ建具の内側に木製建具枠を特殊な部品で取り付けたもので、アルミと木枠の温度や湿度に対する変形や伸び縮みがそれそれに行われ、接合部に空間がある事によって断熱性も増し、内部の結露もかなり解消されるという優れた性能の建具となっており、建築設計者の要望に応じた色々なデザインにも対応した注文制作ということで、素晴らしい製品となっている様です。
また、ドアの取っ手のレバーを動かす事により戸車が建具を押し上げる特殊な機構や、クレセント、樹脂製パッキン、副層ガラス、換気ガラリ等の組み合わせによる機密性や断熱性にも優れた建具の性能を発揮できるような工夫が各所に施され、デザイン面ばかりでない建具の性能を引き出しす研究を重ねてきた努力が隅々にまで感じられる企業内容となっている事を感じました。
連窓による横方向のばかりでなく、縦方向の方立てを強調した木製バックマリオンにより吹き抜け部分の開放的な美しく明るい空間等を造り上げた施工例などもあり、木質系内部を作り出す魅力ある製品として今後の建築での利用も益々期待されると思われます。
特定の企業の広告・宣伝ではありませんので、企業名を載せておりません。あしからず。
【施工例写真】
①木製バックマリオンの連窓

②連窓のあるホワイエ

③木・アルミ複合ドア

④大賀ホールのテラス

⑤木・アルミ複合窓のある中庭

⑥木製バックマリオンの窓(外観)

⑦千曲川ハイウェーミュージアム中庭

【付録】
大賀ホール写真集がこちらにあります。
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